零戦秘話「寺岡さんとロケット戦闘機“秋水”」 奥山 浩哉 氏
会長挨拶 技術大国ニッポンとして世界の上位を維持し続けた、その先駆けといえるのが「戦艦大和」だと思います。日露戦争でバルチック艦隊に勝利したことで、戦艦こそが戦争に勝利するための要と考えられ、当時世界最大の無敵の不沈艦といわれる「大和」を造船。全長263m、46㎝砲を9門備え世界最強戦艦と言われました。だが時代は戦闘機の時代となり、「大和」は敢え無く海に沈みました。戦後 焼け野原から、再びで立ち上がる事ができたのは、日本の誇る屈指の技術力だと思います。
本日の例会 零戦秘話「寺岡さんとロケット戦闘機“秋水”」と題し奥山 浩哉 氏
に卓話をしていただきました。
日本に爆撃にきたB29に対抗するために、高度1万メートルまで3~4分で到着するロケット戦闘機が必要だった為、当時の技術の粋を集めて山形で試作機が制作されました。実戦に投入されることなく終戦を迎えますが、最高の軍事機密なので、日本飛行機内でも一部の人だけで進められた極秘プロジェクトです。日本飛行機山形製作所は現在の美畑町、西高から線路までのあたり一帯にあったそうです。軍事産業としての日本飛行機はなくなりましたが、そこで働いていた方がハッピー工業をはじめ数々の山形ものづくり企業を創業したということになります。
日本で初めて作られた、ロケット戦闘機「秋水」
日本飛行機山形製作所のあった所、現在の美畑町、西高から線路までのあたり一帯
秋水の模型、ナウシカが乗っていそう
軽量の為、結構小さいです。右上に日本飛行機㈱山形製作所とのっています。