2022-2023年度会長
太田 均
最初の3年間は、例会や地区会合で使われている言葉や諸先輩方が壇上で語る内容がよくわからない為、「たぶんこうだろう」と意訳しながら睡魔とたたかっていました。「そのうち判るようになる」と言われても、例会では誰かと会話することも無く、参加の意義も見い出せず、そのうち退会の機会を伺うようになり、欠席が増えるにつれて逆に出席しづらくなるジレンマの中にいました。
寧ろ退会を宣告されれば楽なのに、と宣告を待つようになりました。
「たまに来たらいいべ」と優しい声につられて出席するうちに会話も出来、何となく意味もわかるように思え、ついでにゴルフも覚え、周りの方々に励ましと支えをいただきながら奉仕や親睦の大切さを体験してきたと思い、深く感謝しております。
ただ、四つのテストの唱和だけはずっと違和感がありました。社会の錚々たる皆さんが歌う一節「恋と友情を深めんか」。何故に恋なのか。地区会合で手をつないで輪になる時、これが恋?恋のような友情?そうは思えない。深淵な意味があるに違いないので軽々に意味を問うてはいけない、と長らく大事にしてきましたが、我慢出来ずロータリアンの或る医師に尋ねたところ絶句され、歌詞を見せられて力が抜けたことを思い出します。このような私が 32代会長に就任する以上、光栄ではありますが「何かお役に立つことをしなければ」との思いでいっぱいです。
お役に立つこと、それは「存続」という考えです。コロナ禍の2年間、中止続きの例会にあって意識はロータリーから離れてしまった感があります。幸いにも当クラブには会員になりたての方々を集めて学びと親睦をパッケージにした『長期ビジョン策定特別委員会』があります。
RC 用語や意味がそのうち判るよりもすぐ判る方が元気が出ます。(参加はベテランも自由。忘れていたことを学べることは有難いです)
コロナ禍でバラバラになってもおかしくない若い方々をつなぎとめてきた『長期ビジョン策定特別委員会』。如何に楽しく存続させるかの策としては、例会の充実を考え、プログラム委員会を強化させていただきました。
今年度の RI テーマは「イマジン・ロータリーに夢をもって行動しましょう」です。
復活しましょう。
皆で行動しましょう。
そして存続していきましょう。
会員の皆様のご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。